今世間の注目の的であるドコモ口座被害。
ドコモ口座なんて使ってないから・・。
Docomoユーザーじゃないから・・。
と安心してると大変なことになるかもしれません。
ドコモ口座被害は、ドコモ口座を使ってなくても、Docomoユーザーじゃなくても被害にあう可能性があります。
ドコモ口座とは?
ドコモ口座は、スマホからだけではなく、パソコンからも利用でき、ネット上でドコモ口座を開設する時には、携帯電話番号も入力する必要がなく、メールアドレスのみでOKになっています。
この誰でも簡単に開設できるというシステムが、今回のドコモ口座被害に大きく影響したようです。
ドコモ口座被害の手口
ドコモ口座被害で一番怖いのは、知らないうちにドコモ口座を勝手に作られて、被害にあうという事です。
銀行の口座番号やキャッシュカードの暗証番号も、フィッシング詐欺などで流出した銀行の口座や暗証番号などの情報を利用したり、逆総当たり攻撃で暗証番号を入手したのではないかとみられています。
本人確認なしでメールアドレスだけで簡単にドコモ口座が開けるというセキュリティーの甘さが今回の不正利用の原因だと言われており、激戦化する電子マネー決済サービスで、顧客を獲得するために簡単に口座を開けるようにしたことが裏目にでたようです。
銀行口座とひも付けしてドコモ口座にチャージされた電子マネーを送金や現金化する際には、本人確認が求められていますが、スマホ決済の「d払い」などでは本人確認は不要で店舗や通販サイトで買い物ができるので、そのあたりの盲点もつかれた犯行のようです。
ドコモ口座の被害にあった時の連絡先はどこ?
ドコモ口座被害にあった時の相談窓口の電話番号は0120-885-360です。
受付時間は午前9時から午後8時までで、平日のほか土日や祝日も受け付けています。
通帳の明細で心当たりのない「ドコモコウザ」や「デイーバライ」からの引き落としがある場合にはすぐに連絡しましょう。
ドコモ口座の被害は補償される?
もしも、被害にあってしまったら、すぐに相談窓口に連絡しましょう。
どんな人がドコモ口座の被害にあうの?
現在のところ、ドコモ口座被害にあった人にはある共通点があったようです。いったいどのような人がドコモ口座の被害にあっているのでしょうか?
ドコモ口座とひも付け可能な35行の口座を持っている
ドコモ口座と連携可能な銀行口座をもっている場合、被害にあう可能性があります。
ドコモ口座と連携する銀行は以下の35行です。
現在、新規の連携は中止されていますが、すでに連携されていたら被害にあう可能性もあるので注意が必要です。
イオン銀行、伊予銀行、池田泉州銀行、愛媛銀行、大分銀行、大垣共立銀行、紀陽銀行、京都銀行、滋賀銀行、静岡銀行、七十七銀行、十六銀行、スルガ銀行、仙台銀行、ソニー銀行、但馬銀行、第三銀行、千葉銀行、千葉興業銀行、中国銀行、東邦銀行、鳥取銀行、南都銀行、西日本シティ銀行、八十二銀行、肥後銀行、百十四銀行、広島銀行、福岡銀行、北洋銀行、三井住友銀行、みちのく銀行、みずほ銀行、琉球銀行、ゆうちょ銀行
上記の銀行の中でも、2要素認証など、セキュリティーが高い銀行では被害が出ていないとの話もありますが、上記の口座をお持ちなら、念のため記帳して確認しておくことをおすすめします。
ドコモ口座を持っていない
ドコモ口座にひも付けた銀行口座は、他のdアカウントと連携することはできないため、すでにドコモ口座を持っている人は今回のドコモ口座被害にあう可能性はありません。
逆に言えば、ドコモ口座と紐づけしてない銀行口座は、不正開設されたドコモ口座と紐づけされる可能性があるので注意が必要です。
ドコモ口座被害にあわないためには?
現在、銀行では、新規ドコモ口座との連携を中止したり、ドコモ口座へのチャージを停止するような対策がとられています。
ですが、すでにあるドコモ口座に自分の口座が紐づけられていたら、ドコモ口座へのチャージが再開されたら被害にあう可能性もあります。
今、通帳を確認して不正利用がないから大丈夫!とは言い切れないのです。
自分の銀行口座が不正開設されたドコモ口座と紐づけされているのかどうかの確認は、銀行によって違いますが、窓口や専用のコールセンターに問い合わせてみるとよいようです。
どうしても心配な場合は口座を解約するという方法もありますが、まずは銀行に確認してみましょう。